NetSkateKoban Q&A集

4-20. NetSkateKobanマネージャをインストールしたマシンに追加イーサネット I/F カードを増設したところ、コンソールからの接続が出来なくなりました。

マネージャとコンソールの間の通信には、Java の RMI 通信というプロトコルを利用しています。

RMI 通信では、通信を開始するにあたり、クライアントからの接続リクエストに対して、サーバ側から実際に通信を行う IP アドレスとポート番号の情報が渡されます。

この IP アドレス情報として追加されたイーサネットカードに割り当てられている IP アドレスが利用される場合があり、このIPアドレスがコンソールマシンから到達不能(ルーティング設定やファイヤウォール設定等による)の場合、接続が出来なくなることがあります。

この様な場合には、RMI 通信の際にマネージャが通知する IP アドレス情報を固定にするために、以下の設定を行ってください。

(更新日:2020/01/09)

設定方法:

まず、マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "config/LocalHost.conf" ファイルの、

   LOCAL_HOST_IPADDRESS=

という設定行に、Koban コンソールマシンと通信可能なイーサネットインターフェースの IP アドレスを設定します。

(例)
   LOCAL_HOST_IPADDRESS=192.168.100.3

次に、RMI通信の際にマネージャが通知するIPアドレス情報を以下の用に設定します。

● Ver.5 以降

マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "config/vm.properties" ファイルに以下の行を追加します。

   java.rmi.server.hostname=192.168.100.3

● Ver.4.6 以前

マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "KobanManager.lax" ファイルの、

   lax.nl.java.option.additional=

という設定行に、以下の設定を追加します。

   -Djava.rmi.server.hostname=192.168.100.3

この設定を行った後、NetSkateKoban マネージャを再起動してください。

(例)
   lax.nl.java.option.additional=-Xms384m -Xmx768m -Djavax.net.ssl.trustStore=config/jssecacerts
   -XX:+ForceTimeHighResolution -Djava.rmi.server.hostname=192.168.100.3


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