NetSkateKoban Q&A集

4-23. Windows2003Server 上でOSに付属のDHCPサーバを運用していますが、端末に対して通信の妨害を行うと、Dynamic 割り当て用 IP アドレスのプールが枯渇してしまいます。

Ver4.3.2 未満の NetSkateKobanセンサ (マルチVLANセンサ、Windows版センサを含む) を利用している場合、Windows2003 Server に付属する DHCP サーバを用い、IP アドレス を Dynamic に割り当てる運用を行っているネットワークセグメントにおいて、端末に対する通信妨害として「同一セグメントの端末からの返信を妨害する」を利用すると、DHCP サーバがプールしている Dynamic 割り当て用 IP アドレスが ”BAD ADDRESS” ステータスとなり、割り当てられなくなる現象が発生する場合があります。

この様な現象が発生した場合には、DHCP により Dynamic に IP アドレスを配布しているネットワークセグメントにおける通信妨害方式を、「対象端末の通信を妨害する」のみに設定してご利用下さい。

Ver4.3.2 以降のセンサでは本現象が発生しない改良が行われましたので、「同一セグメントの端末からの返信を妨害する」方式の通信妨害を利用しても問題はありません。

(更新日:2009/10/23)

参考)
 Windows2003Server 付属の DHCP サーバにおいて "BAD ADDRESS" ステータス
 となったアドレスをリリースするためには、登録されているスコープ毎に、
 以下のコマンドを実行します。

 C:\> netsh dhcp server <コンピュータ名> scope <スコープ名> delete lease AllBadAddresses

     コンピュータ名(例): \\mirage
   スコープ名(例):      192.168.0.0


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