I. パッケージの展開について
パッケージの zip ファイルを unzip コマンドで展開した場合、以下のファイルを含まないディレクトリが作成されません。
o Webコンソール
– <インストール先ディレクトリ>/images/maps/
o Web申請システム
– <インストール先ディレクトリ>/work/
unzip コマンドでのパッケージ展開が完了しましたら、上記ディレクトリを作成し、ディレクトリの owner と group を “tomcat” に設定してご利用ください。
II. SELinux 機能について
SELinux 機能が有効の場合、/usr/local/ 以下にインストールされたパッケージが正しく動作しなかったり、Webブラウザから接続できなくなる等の現象が発生します。
SELinux 機能をお客様環境にあわせて適切に設定するか、機能自体を OFF にしてご利用ください。
III. OpenJDK 1.7.0 について
2018/02/26 以降にリリースされた OpenJDK7(Version 1.7.0_171以降) をインストールしますと、以下のセキュリティ更新によりデフォルトのセキュリティ設定が変更されたため、Koban マネージャと通信ができなくなる場合があります。
o ELSA-2018-0349 – java-1.7.0-openjdk security update
https://linux.oracle.com/errata/ELSA-2018-0349.html
Koban マネージャと接続ができない場合には、Java セキュリティ設定の “DH keySize” を768 以下に設定し、tomcat を再起動してご利用ください。
o 設定ファイル
/etc/alternatives/jre_1.7.0_openjdk/lib/security/
o 設定行
jdk.tls.disabledAlgorithms
o 変更箇所
変更前)
DH keySize < 1024
変更後)
DH keySize < 768
なお、設定ファイルの格納ディレクトリのパスは Linux や OpenJDK のバージョンにより異なる場合もありますので、ご利用の環境を確認の上、設定ファイルの編集を行ってください。
(更新日:2018/04/06)