NetSkate Visualizer Q&A集


Last Update: 2008/07/15

導入/設定

機能/運用

技術情報

トラブルシュート


導入/設定


動作確認済みの OS を教えてください。


弊社製品紹介ページ中の「対応 OS・動作環境」の項をご覧ください。

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動作確認済みの JRE のバージョンを教えてください。


サーバおよびクライアント、スタンドアロンは、製品とともにインストールされる JRE を用いますので、別途 JRE を用意する必要はございません。

JWS 版およびアプレット版クライアントを利用される環境では、Sun J2RE 1.4系最新版をご使用ください。Sun J2RE は、以下の URL から無償ダウンロード可能です。(2005/10/14現在)

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製品を複数のマシンにインストールして利用することはできますか?


1ライセンスあたり1台のマシンのみにインストールいただけます。
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UNIX サーバと Windows マシン、ネットワーク機器が混在するシステムにおいて監視を行いたいのですが、可能でしょうか?


情報収集・閾値監視機能は SNMP を用いて対象の監視を行いますので、UNIX/Windows 混在でも、対象となる機器に SNMP エージェントがインストールされていれば監視可能です。
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監視対象のノード数には上限がありますか?また、その場合のライセンス費用はどうなりますか?


リアルタイムでの監視対象ノード数の上限はございません。

ただし、NetSkate Visualizer Pro を用いて観測情報をディスクに保存する場合、対象エージェントごとに1「NetSkate Archiver 1エージェント追加ライセンス」の購入が必要です。

標準では5ライセンス付属しております。
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PINGやHTTPによる監視を行う際も、対象数に応じてエージェントライセンスの追加購入が必要ですか? [NEW]


いいえ、必要ありません。

エージェントライセンスは、SNMP により情報収集した情報を蓄積する場合にのみ、その対象となる SNMP エージェント数に対して必要となります。
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保守料金はいくらになるでしょうか?


保守料金に関しましては、別途お問い合わせください。

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クライアント〜マネージャ間に必要な帯域は上り/下り何Mbpsですか?


64kbps程度の帯域でも利用可能です。
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ソフトウェアのバージョンアップ作業中、監視は停止する必要があるでしょうか?


いったん監視を停止し、ファイルの置き換えを行い、監視を再起動する作業となります。
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全損時に即復旧できるように、データのバックアップを行う方法を教えてください。


インストールディレクトリ以下を別パスにコピーすることで完全なバックアップをとることができます。
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機能/運用


トラフィック統計情報の情報項目等を自由にカスタマイズすることは可能でしょうか?


MODescription.conf 設定ファイルを編集し、項目・ラベルを独自に変更することが可能です。

(NetSkate Visualizer Pro リファレンスマニュアル 13.1.5 「MODescription.conf」)
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SNMP Trap/Syslog 等のエージェントからのアラームに対する表示機能はあるでしょうか?


Visualizer Pro では、SNMP Trap および Syslog を受信し表示する機能を備えています。
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対応している SNMP Trap の種類を教えてください。


Visualizer Proでは、基本的にあらゆる SNMP Trap に対応しております。

SNMP 対応 snort から出力される Trap (sidaMIB) については、ルール ID などより詳しい情報を表示できます。

(リファレンスマニュアル「6.2 NetSkate イベントコンソール」)
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検知した情報(不具合等)をカスタマイズして別のサーバへ SNMP Trap 送信することは可能でしょうか?


トラフィック等の観測情報に関しては、閾値や条件判断を行い、その結果から SNMP Trap またはメールを送信することが可能です。

受信した SNMP Trap の情報を加工し、別のサーバへ Trap を送信する機能は用意されておりません。
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イベント発生時、メール通知の他にコマンド等を実行する事は可能でしょうか?


現在は、SNMP Trap およびメール送信のみの対応となっております。コマンド実行に関しましては、現在対応を検討中です。
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SNMP 通信が遮断されたような場合に、画面ではなくファイルを参照して確認することは可能でしょうか?


Visualizer がインストールされた場所の下記ファイルがお使いいただけます。

・data\snmpReachability.values

フォーマットは、「ホスト : 最大、最小、平均、現在値」となっています。SNMP のレスポンスが返ってこない場合は、値が「-1」となります。
192.168.0.4 : 2459 4 24 6

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スイッチがネットワーク地図上では PC の表示になってしまっていますが、これを変更する方法は?


弊社製品「NetSkate Designer」をお使いいただく必要があります。

NetSkate Visualizer Ver.2.1 からは、「NetSkate Designer」のライセンスコードを Visualizer に登録することにより、Visualizer 上から直接地図の編集が呼び出せるようになり、より使い勝手がよくなっております。
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自動生成されたネットワーク地図のレイアウトを変更したいのですが、可能ですか?


弊社製品「NetSkate Designer」をお使いいただく必要があります。

NetSkate Visualizer Ver.2.1 からは、「NetSkate Designer」のライセンスコードを Visualizer に登録することにより、Visualizer 上から直接地図の編集が呼び出せるようになり、より使い勝手がよくなっております。
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自動生成されたネットワーク地図に、あとから監視オブジェクトを追加・削除することは可能ですか?


弊社製品「NetSkate Designer」をお使いいただく必要があります。

NetSkate Visualizer Ver.2.1 からは、「NetSkate Designer」のライセンスコードを Visualizer に登録することにより、Visualizer 上から直接地図の編集が呼び出せるようになり、より使い勝手がよくなっております。
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ネットワーク地図の自動生成を行う際に、あらかじめ探索するネットワークの範囲を設定する方法を教えてください。 [NEW]


host.lst ファイルを設定することで、ネットワークの探索範囲をコントロールすることができます。このファイルは、Visualizer サーバのインストールディレクトリ内、config\explorer ディレクトリ内にあります。

このファイルに、対象としたい IP アドレス、もしくはその範囲を設定します。書式については下記の例をご参照下さい。

編集後に Visualizer サーバを再起動すると設定が適用され、それ以後ネットワーク地図の自動生成がこのファイルで設定された範囲に制限されるようになります。

詳しくは以下のマニュアルをご参照ください。

・『NetSkate Visualizer インストレーションガイド』 10.1 host.lstの編集
・『NetSkate Visualizer リファレンスマニュアル』 13.1.4 host.lst

例1:
  ネットワーク範囲を指定する場合は、「ネットワークアドレス/ネットワークマスク長」と
  指定します。

  192.168.0.0/24

例2:
  単一のホストを指定する場合は、「ホストアドレス/32」と指定します。

  192.168.0.1/32

例3:
  複数の対象を指定する場合は、一行あたり一つの設定を複数行記述します。

  192.168.0.0/24
  10.0.0.0/24

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ネットワーク地図の作成時に、外部接続(IX,通信キャリアなど)の相手先端末に SNMP が自動的に発信される危険性はありませんか?その場合社内の SNMP アクセス情報が漏洩してしまうのではないですか?


host.lst 設定ファイルにより、探索範囲のアドレスを限定することが可能です。リファレンスマニュアル「13.1.4 host.lst」を参照の上、適切に設定してください。

また、ネットワーク地図生成中の画面にもこれから SNMP アクセスを行おうとする IP アドレスが全て表示されております。よくご確認の上、アクセスを許可するチェックボックスを有効にしてください。
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ネットワーク地図上での「インターフェース稼働中」と「Ping 到達可能」の違いは何ですか?また、PC ステータスが青でインタフェースステータスが緑のケース、PC ステータスが青でインタフェースステータスが灰色のケース、PC ステータスが緑でインタフェースステータスが青のケースはそれぞれどのように解釈したらよいですか?


まず、Visualizer では PC・インタフェースの各要素ごとに、それぞれ独立した監視を行えるようになっています。

「インタフェース稼働中」(緑)は、ホストに対する SNMP アクセスによって各インタフェースの状態を確認した結果を表示するものになります。これは到達性監視の結果ではなく、「IF ステータス」機能の表示結果を反映しています。

「Ping 到達可能」(青)は、各インタフェースに定義された IP アドレスに対する Ping 到達性の監視結果を反映しています。

PC ステータスが青でインタフェースステータスが緑のケースは、PC に定義された IP アドレスに対する Ping 到達性チェックが成功しており、IF ステータスを表示して当該インタフェースが有効になっている場合です。

PC ステータスが青でインタフェースステータスが灰色のケースは、PC に定義された IP アドレスに対する Ping 到達性チェックが成功しており、IF ステータスを表示しておらず、インタフェースに割り当てられた IP アドレスに対する Ping 到達性チェックも定義されていない、もしくはそもそもインタフェースに IP アドレスが割り当てられていない場合です。

PC ステータスが緑でインタフェースステータスが青のケースは、PC の IP アドレスに対する SNMP アクセスが成功しており、IF ステータスを表示しておらず、インタフェースに割り当てられた IP アドレスに対する Ping 到達性チェックが成功している場合です。
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ネットワーク地図の拡大・縮小表示機能は可能でしょうか?


現在のバージョンでは拡大縮小表示には対応しておりません。現在対応を検討中です。
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ネットワーク地図の階層化に対応していますか?


現在のバージョンでは階層化に対応しておりません。対応を検討中です。
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Designer Pro を購入し、Visualizer にライセンスを組み込んだのですが、地図の編集機能で呼び出すと「Designer」と表示されます。


タイトルバーには「NetSkate Designer」と表示されますが、機能はPro相当になっております。
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地図の編集で、椅子やオフィスレイアウトの追加はどこからできるのか教えてください。


「追加」メニュー→「詳細」→「非ネットワーク要素」とすると各要素の選択を行えます。
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ディスク容量やトラフィック表示のM(メガ)やK(キロ)表現には対応していますか?


現在のバージョンでは対応しておりません。現在対応を検討中です。
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リアルタイムグラフ機能のグリッド線の間隔は、どのような法則で決定されていますか?


グリッド線は100ポイント毎に表示される仕様となっています。グラフの更新間隔によって、実際のグリッド線の間隔は以下のように変化します。

(例1) グラフ更新間隔が「5秒」の場合 …… グリッド線の間隔は「500秒」
(例2) グラフ更新間隔が「1分」の場合 …… グリッド線の間隔は「100分」
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表示されている HTTP や SNMP の応答時間のグラフを印刷できますか?また、表示されているデータを CSV で落とせる形があれば教えてください。


現在のバージョンでは、Windows の画面のハードコピー機能を利用する方法のみとなります。現在機能追加を検討中です。
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グラフ表示(リアルタイム)では、ウィンドウを閉じた時点でバックグラウンドでの SNMP によるトラフィック取得は停止しますか?またいったん閉じたグラフを再表示することはできますか?


ウィンドウを閉じることで観測の終了と判断し、情報収集を停止します。再度開く必要がある場合はグラフの最小化ボタンをお使いください。

「現在の画面構成を保存」機能を使うことで、次回以降の起動時にも必要なグラフを再度表示することができます。

また、Pro 版でアーカイビング(データ保存)オプションを ON にしているものについては、クライアント上でのグラフ表示の有無にかかわらず、明示的に停止を行うまで情報収集を継続します。

情報収集のコントロールは、「Poller ステータス」機能を用いて行います。
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SNMP や Ping の監視を設定した後、クライアントを落としてもはサーバからの監視は継続しているのでしょうか?


はい、Visualizer サーバ動作中は到達性監視は継続されており、警告も通知されます。
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利用状況(リアルタイム)・利用順機能で表示されるトラフィックは、機能を呼び出した瞬間の値を示しているのですか?


本機能は、CpMonitor から収集されたトラフィック観測値を、bps に変換して表示するものです。CpMonitor では、あらかじめ設定された観測間隔毎に観測結果を集計し、内部の値を更新しています。

CpMonitor からの情報収集自体は本機能を呼び出した際に行われますが、その際収集された値はその瞬間の値ではなく、もっとも最近に CpMonitor 側で更新されたものになります。
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CpMonitor 側で蓄積されているデータはありますか?


Visualizer の各種グラフ表示や履歴で利用するデータは、すべて Visualizer サーバ側に蓄積されています。CpMonitor 側で蓄積しているデータはありません。
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蓄積したトラフィックデータをグラフ表示(履歴)機能で読み込もうとした際、そのインターバルが収集時に設定したものと異なる場合があるのはなぜですか?


Visualizer は極力設定されたインターバル毎にデータ収集をするようになっておりますが、ネットワークの遅延、Visualizer サーバマシンおよび SNMP エージェントの負荷などの理由により、そのインターバルががばらつくことがあります。

本機能で表示されるインターバルの値は実際のデータを参照して計算しているため、そのような計測時のばらつきを反映した値となる場合があります。
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グラフ表示(履歴)に必要なデータサイズを教えてください。


1監視項目あたりのデータ量は、最大でおおよそ以下のようになります。

(例1) 60秒間隔 → 36Kバイト/日
(例2) 5秒間隔 → 432Kバイト/日
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グラフ表示(履歴)でアーカイブされたデータがあるかないか何を見たら判断できるのか教えてください。


現在のところ、アーカイブデータの有無に関してユーザ側から見てわかる機能はありません。現在、対応を検討中です。

現在蓄積中のデータに関しては、Poller ステータス機能で「アーカイブ」の項が「true」であることによって判別できます。
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CSV やテキストなどのレポートを、何をどこまで出力可能でしょうか?


NetSkate イベントコンソール、利用状況(履歴)については CSV 形式の出力が可能です。また、トラフィック情報の蓄積は単純なテキスト形式になっているため簡単に再利用が可能です。
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イベントコンソールとイベントビューアの違いは何でしょうか?


各種イベントビューアを統合し、CSV 出力の追加機能を持たせたものがイベントコンソール機能となります。

各種イベントビューアは旧バージョンとの互換性のために残されており、将来完全に廃止される予定です。
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イベントコンソール上で、到達不可となったノードの IP アドレスやホストネームを表示できないでしょうか?


「表示タイプ選択」で「閾値監視結果」を選択すると表示可能です。
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イベントコンソール上で、SNMP で取得した MIB の値を表示できないでしょうか?


NetSkate イベントコンソール上では OID 表示までとなっておりますが、各 Trap メッセージ上でダブルクリックすると MIB の値まで含めた詳細表示が可能です。
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イベントコンソール上で、イベントのランク付けを行い、表示を色分けする機能はないでしょうか?


「重要度」の設定により、色分けが可能です。デフォルトでは5〜7で黄色、8〜9で赤色に着色されます。(設定ファイルによりカスタムが可能です。リファレンスマニュアル「13.1.7 ImpactColor.conf」をご参照ください。)
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イベントコンソールのイベント表示で到達不可は赤、復旧後の到達可能を緑にすることは可能ですか?


ルールごとに別々の重要度(色)を割り当てることが可能ですが、到達不可・復旧はある一つのルールの開始・終了であるので、それぞれ別の色を割り当てることはできません。

現在、対応を検討中です。
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イベント監視設定ルールで、あるインタフェースのトラフィックが一定の値になったら、イベントコンソールにイベントを通知したいが、設定方法がよくわかりません。ifOutOctets,ifInOctetsなどがあるが、具体的にはどのような数値を設定したらよいのか教えてください。


インタフェースに流入するトラフィック量(バイト)が「ifInOctets」、流出するものが「ifOutOctets」です。

これらの値はトラフィック量全体で、単位はバイトですので、指定したい bps からの変換を行い閾値を設定する必要があります。

例として、5秒間の平均で 1Mbps の流入があった場合に警告を発生する場合を示します。

1秒間に1Mビットの転送ですから、5秒間では5Mビットとなります。
1バイト=8ビットですから、5Mビット=5,000,000÷8=625,000バイトです。

つまり、以下を設定すればよいことになります。

インターバル=5秒
管理オブジェクト=ifInOctets
比較する値=625000

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Visualizer クライアントを利用して Visualizer サーバにアクセスする際、認証機能はありますか?


ログイン時にはパスワードによる認証が行われます。
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Visualizer サーバのサービス(もしくはデーモン)が停止した場合の対策はありますか?


現在のバージョンでは対応しておりません。

現在対応を検討中です。(プロセスの複数起動、プロセスの定期チェックなど)
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技術情報


ディスク監視はどのようなコマンドによって実現されていますか?


SNMP にてホストリソース MIB を参照します。(RFC1514)

ディスク監視の場合はホストリソース MIB 中のディスクの部分を使用し、監視します。

画面では「ディスク使用量/ディスクサイズ>0.8以上」ならアラート(警告)になります。
[監視設定画面例]
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カタログ、パンフレット、技術資料などで、NetSkate Visualizer がどのような機能をサポートしているかがわかる資料はありますか?


弊社製品紹介ページ中の「機能比較表」をご覧ください。

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他社製品との機能比較資料はありますか。


お手数ですが、弊社営業まで別途お問い合わせください。

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製品の中で、snmpwalk コマンドを使用していますか?


snmpwalk コマンドは利用いたしておりません。SNMP での情報収集は、全て内部のコードで行っています。
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Snort を利用するメリット(逆に Snort がない場合に損なわれる機能)を教えてください。


ネットワーク境界部に Snort を設置することにより、境界を通過するネットワーク攻撃の有無を検知することができます。

Visualizer Pro では、Snort からの SNMP Trap をリアルタイムに表示することが可能です。
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到達性監視機能で Ping や SNMP の不達を検知したとき、タイムラグなくイベントコンソールに表示されますか?


検知から表示へのタイムラグは原理的にはありませんが、マネージャ・コンソール間のネットワーク遅延等の負荷により、避け得ない遅延が生じる場合があります。
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トラブルシュート


Visualizer サーバの起動時に、「ネットワークサービスが開始できませんでした.設定を確認して下さい.」とエラーが出力され、起動できません。


NetSkate Visualizer サーバは、デフォルトでは TCP の1099番ポートを用いてクライアントと通信を行います。

Visualizer サーバ起動以前に、すでにこのポートが利用されていた場合、サーバは起動できずエラーが表示されます。

当該アプリケーションを停止、もしくは別ポートでの動作に変更するか、Visualizer サーバの側で別ポート番号を指定する必要があります。

Visualizer サーバの側で別ポート番号を指定するには、 Visualizer サーバをインストールしたディレクトリ内に存在する config\ports.conf ファイルを編集します。(NetSkate Visualizer リファレンスマニュアル 13.1.6 「ports.conf」)
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Visualizer サーバの起動時に、「Unable to start server (Service: Syslog Receiver causes SocketException: Address already in use)」とエラーが出力され、起動できません。


Visualizer サーバを起動するマシン上で、すでに syslog サービスが起動している場合、利用ポートの衝突によりこのエラーが生じます。衝突を回避する方法として以下の二つがありますので、どちらかの方法で対処してください。

  1. syslog 受信サービスの利用ポート番号を変更する (NetSkate Visualizer Pro リファレンスマニュアル 13.1.3 「SyslogReceiver.conf」)

  2. syslog 受信サービスを起動しない

    起動スクリプトにおいて、以下のオプションを設定してください。


後者の具体的方法は以下になります。

[Windows 版の場合]
Visualizer サーバをインストールしたフォルダの NetSkate_Visualizer_Pro-Server.lax ファイルを編集し、以下の行を追加してください。(以下は実際には1行)

lax.nl.java.option.additional=-Dcom.cysols.service.syslog.module.server.SyslogReceiverService=false

[Unix 版の場合]
Visualizer サーバをインストールしたディレクトリ内の VisualizerServer.sh ファイルを編集し、以下のように、上記オプションを追加します。

#!/bin/sh
jre/bin/java \
-Dcom.cysols.service.syslog.module.server.SyslogReceiverService=false \
-Djava.awt.headless=true -cp \
"visualizer_server.jar:lib/mail.jar:lib/activation.jar:plugin/pro_server_plugin.jar" \
com.cysols.visualizer.server.VisualizerServer

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UNIX マシン上で「./VisualizerServer.sh」を実行すると、「Visualizer Server started...」と表示されたまま、コマンドプロンプトが帰ってきません。


Visualizer サーバ自体は、自身でバックエンドプロセスに切り替わる機能を持っておりませんので、お手数ですが、起動時に以下のように "&" を付けて、バックエンドプロセスとして起動してください。

# ./VisualizerServer.sh &

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Windows 上で Visualizer サーバを起動し、別マシンにインストールしたクライアントから正常に利用できていたのですが、サーバのアカウントをログオフしたら突然接続が切られ、利用できなくなりました。どちらのマシンも再起動してみましたが、復帰しません。


Windows上では、サーバを手動で起動した場合、そのアカウントをログオフした時点でサーバも終了されます。また、標準のインストールではシステム起動時に自動起動するようには設定されていません。

自動起動を設定するには、インストレーションガイド「11.1 NetSkate Visualizer サーバ のWindows サービス化」の操作を行い、さらにサービスの「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。
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ネットワーク地図の作成機能で、検出がうまく行われない機器があります。


SNMP によりアクセス可能なマシン上の ARP テーブルを使って地図を作成しているため、作成時点でそれらのマシンと通信を行っていない機器は、作成されるネットワーク地図に反映されないことがあります。

その場合は、ネットワーク地図の作成直前に検出したい機器に対して PING などの通信を行うなどすると、解消される場合があります。

また、検出を行いたい機器が設定によって検出範囲外になっている可能性もあります。リファレンスマニュアル 「13.1.4 host.lst」をご参照の上、検出範囲を適切に設定してから再度ネットワーク地図の作成を行ってください。
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ネットワーク地図を自動生成し、SNMP 到達性監視を有効にしたが、ほとんどのホストに対して「到達不可」となってしまう。SNMP 到達性があることは地図の自動生成機能からの出力や、手動で確認しています。


地図を生成しただけでは、各ノードに対応した SNMP アクセス情報が記録されません。この場合、SNMPアクセスはバージョン2c・コミュニティ名 public によるアクセスがデフォルトとして利用されます。このアクセス情報でアクセスできないものはすべて「到達不可」として扱われてしまいます。

各ノードに対応した SNMP アクセス情報を記録するには、地図作成後のダイアログで「SNMP アクセスパラメータを設定する」にチェックを入れていただくか、別途「SNMP アクセスパラメータエディタ」で、到達性監視を行いたいホストの IP アドレスに対する SNMP パラメータを手動で設定する必要があります。
[SNMP アクセスパラメータ設定画面]
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数十台のネットワークノードが存在するネットワークでネットワーク地図の作成を実行したところ、かなり重く、調査中で止まってしまった。


多数の端末に対し再帰的に SNMP アクセスを行うという仕様上、端末数が多くなればなるほど処理にかかる時間は多くなります。

また、SNMP や Ping に応答しない端末が多くある場合、リトライおよびタイムアウト待ちのためより多くの時間がかかります。

処理が終了するまで、しばらくお待ちください。
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ユーザマニュアルの 3.3.1 でラベルの変更手順が書いてありますが、実際にネットワーク地図の要素上で右クリックしても、メニューの中に「ラベルの変更」がありません。


この機能を利用される場合は、ネットワーク地図上の、要素以外の部分で右クリックをしてください。
[ラベル変更画面]
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Designer を用いてネットワーク地図を編集し追加したノードについて、自動生成したものと同じように、到達性監視対象としてステータスを反映した着色をしたいのですが、どうすればよいのでしょうか?


以下の手順をご確認ください。

  1. 地図の編集で、当該 PC ノードの「IP アドレス」および「ネットワークマスク」を正確に設定します

  2. その IP アドレスに対する Ping 到達性監視を設定します


監視が開始されると、地図上のステータスが変更されます。
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イベントコンソールを表示したときに出てきたイベントが、「表示タイプ選択」もしくは「データタイプ選択」をすることにより表示されなくなりました。表示タイプをそれぞれ「デフォルト」「すべて表示」にもどしても戻りません。


Visualizer の動作ポート番号のデフォルトを、サーバ側とクライアント側で違う値に変更した場合、この問題が発生します。

この問題を回避するために、サーバ側とクライアント側の「ports.conf」内、「RMI_PORT」の設定を同じ番号にそろえてください。(インストレーションガイド「10.3 ports.conf の編集」)
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利用状況(リアルタイム)・利用順機能で CpMonitor を検出後、各インターフェースの Delta という項目は表示できたのですが、その他の情報が取得できませんでした。


CpMonitor 側の設定で、Delta・Peak の情報提供機能をそれぞれ単独で ON/OFF することが可能です。Visualizer からアクセスしたいものに合わせ、CpMonitor 側の設定で情報提供を ON/OFF するとその情報が取得できるようになります。

ちなみに、Counter は長期間の統計情報収集用でもともとこの機能の出力対象外であり、Average は廃止を予定しているため、これらの情報は Visualizer では出力できません。
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利用状況(履歴)を出力させたいのですが、データが存在するはずのものを指定しても「指定されたデータが見つかりません」というエラーになります。


現在この機能に問題があることがわかっておりまして、修正を行っています。

それまでは、以下の手順で手動対応していただく必要がございます。

添付画像のように入力する際、「管理オブジェクト名」として間違った「OutBytes.2」などが補完されますが、手動で正しい管理オブジェクト名である「ifOutOctets.2」と変更して実行しますと、データが出力できます。

ご迷惑をおかけします。
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