大規模なネットワークの監視を行う際には、負荷分散等を目的として、複数のKobanマネージャで同じユーザ情報や登録端末情報を共有したい場合があります。
この様な場合には、複数のKobanマネージャから1つの同じKobanデータベースを共有する設定、および各マネージャを識別するためのIDの設定が必要となります。
具体的には、まず、各マネージャの DB 参照設定ファイル “config/db.properties” のデータベース参照設定を同じ設定とします。その次に、各マネージャの設定ファイル “config/LocalHost.conf” の “ID=” 行に、それぞれのマネージャで重ならない数字を設定します。
“LocalHost.conf” ファイルの設定例を以下に示します。
注) 運用中のマネージャのID情報を変更したり、マネージャの利用を停止する場合には、該当するマネージャにおいて、あらかじめ以下の操作を行ってください。
(1) Kobanブラウザの監視インターフェース一覧画面にて、監視中のすべての監視インターフェースを選択し、ネットワーク監視の停止を行います。
(2) メニューバーの“ツール(T)”⇒“端末の接続状況”⇒“全ての端末接続状況を「終了済」に変更”を選択し、すべての端末の接続状況を「終了済」とします。
[manager1] LOCAL_HOST_IPADDRESS=192.168.0.10 ID=0 [manager2] LOCAL_HOST_IPADDRESS=192.168.0.11 ID=1 [manager3] LOCAL_HOST_IPADDRESS=192.168.0.12 ID=2