マネージャとコンソールの間の通信には、Java の RMI 通信というプロトコルを利用しています。
RMI 通信では、通信を開始するにあたり、クライアントからの接続リクエストに対して、サーバ側から実際に通信を行う IP アドレスとポート番号の情報が渡されます。
この IP アドレス情報として追加されたイーサネットカードに割り当てられている IP アドレスが利用される場合があり、このIPアドレスがコンソールマシンから到達不能(ルーティング設定やファイヤウォール設定等による)の場合、接続が出来なくなることがあります。
この様な場合には、RMI 通信の際にマネージャが通知する IP アドレス情報を固定にするために、以下の設定を行ってください。
設定方法: まず、マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "config/LocalHost.conf" ファイルの、 LOCAL_HOST_IPADDRESS= という設定行に、Koban コンソールマシンと通信可能なイーサネットインターフェースの IP アドレスを設定します。 (例) LOCAL_HOST_IPADDRESS=192.168.100.3 次に、RMI通信の際にマネージャが通知するIPアドレス情報を以下の用に設定します。 ● Ver.5 以降 マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "config/vm.properties" ファイルに以下の行を追加します。 java.rmi.server.hostname=192.168.100.3 ● Ver.4.6 以前 マネージャをインストールしたディレクトリ内にある "KobanManager.lax" ファイルの、 lax.nl.java.option.additional= という設定行に、以下の設定を追加します。 -Djava.rmi.server.hostname=192.168.100.3 この設定を行った後、NetSkateKoban マネージャを再起動してください。 (例) lax.nl.java.option.additional=-Xms384m -Xmx768m -Djavax.net.ssl.trustStore=config/jssecacerts -XX:+ForceTimeHighResolution -Djava.rmi.server.hostname=192.168.100.3